別紙落雷の予兆に関する参考資料

 

(落雷の予兆)に 関する参考資料

 文献『雷から身を守るには一 安 全 対 策Q&A一改 訂 版』 (日本大気電気学会編、平成13年発 行 ) には、落雷被害を避け
るための予知方法について次のように記述されている 。 以下抜粋して掲載する 。

 「どのような方法でも発生・接近の正確な予測は困難ですから、早めに安全な場所(建物、自動 車、バス、電車などの内部)
へ避難することで。
 モクモクと発達した一群の入道雲は落雷の危険信号です。 厚い黒雲が頭上に広がったら雷雲がさらに近づいたと考えて下さ
い。雷雲が近づくときは、多くの場合は突風が吹くとともに気温が 下がり、やがて激しい雨になります。しかし、突風や降雨
より落雷が先に起こることがありますので、早めの避難が大切です。」
 「 雷鳴はかすかでも危険信号です。雷鳴が聞こえるときは、その後の雷が自分に落ちてくる危険 がありますから、すぐに安
全な場所に避難して下さい。雷鳴が聞こえなくて雨も降っていないときに、 突然落雷が発生する場合もありますので、 雷鳴だ
けで雷の発生や接近を判断するのは危険です。
 もつと遠いところの雷の発生は、ラジオで中波や短波のAM放送を受信していると、ガリッガ リッという雑音が入ることによ
り、検知できます。雑音の間隔が短くなり、激しく連続的になるときは、雷がさらに接近してくるときです。このときはラジオ
の雑音だけでなく、雷鳴にも注意して下さい。雷鳴が聞こえてくれば、雷雲はすでに危険な範囲に入つています。」
 「 雷雲が遠ざかって雷鳴が聞こえなくなっても、20分くらいはまだその雷雲から落雷の危険がありますから、安全な場所で
待機することが必要です。また、一つの雷雲が去っても、次の雷雲が近づいてくる場合がありますので、新しい雷雲の接近に常
に注意することが必要です。」

 「自動車、バス、列車、鉄筋コンクリート建築の内部は安全です。」「 本格的な木造建築の内部も普通の落雷に対しては安全
です。しかし、テントやトタン屋根の仮小屋の中は、屋外と同様に雷の被害を受ける危険があります。」

 「絶えず雷鳴に注意し、空模様を見守ります。雷鳴が聞こえたり雷雲が近づく様子があるときは直ちに近くの建物、自動車、
バスの中に入り、安全な空間に避難します。雷鳴は遠くかすかに問こえる場合でも、自分に落雷する危険信号と考えて、直ちに
避難して下さい。雷活動が止んで20分以上経過してから、屋外に出ます。
 屋根のない観客席も危険ですから、安全な場所に避難します。」
                                    以上